便秘の4大原因とは

腹痛

便秘になる原因とはどういったものなのでしょうか。

3~5日以上便通がない、またはあっても量が少なかったり硬かったりする状態を便秘と呼びます。
毎日便通がある状態が普通なのに、どうして便秘になってしまうのでしょう。

便秘の原因は大きく4つに分けられます。

まずは「機能性便秘」と呼ばれるものが3種類あります。

・大腸の運動が低下して起こる「弛緩性便秘」
腸管の緊張がゆるんでしまったことで、ぜん動運動の機能が低下し、大腸に便がとどまってしまうものです。水分が吸収されてしまうので、便が硬くなってしまうのですが、女性に多いタイプの原因です。

・大腸の過緊張が原因の「けいれん性便秘」
副交感神経が上手く調節できずに、腸管が緊張しすぎて便がうまく運ばれないことが原因です。コロコロとした便になってしまうタイプがこれです。

・直腸に便が停滞してしまう「直腸性便秘」
便が直腸にたどり着いても排便反射がうまく起こらず、結果直腸に便が停滞してしまい、排便することができないタイプです。

あとひとつは「器質性便秘」と呼ばれるものです。
身体の器官に原因があって小腸や大腸の機能が上手く働かないタイプの便秘です。
主にイレウスや大腸がんなど深刻な病状が原因となっていて、通常の便秘とは違い、血便や嘔吐を伴う場合があるので、これらの症状が見られた時には、なるべく早く専門の病院で診察してもらうのがいいでしょう。

便秘の原因となるものは人それぞれですが、運動不足や水分不足、過度なダイエットや不規則な生活、ストレスなどにより起こるものも多いです。自分の便秘のタイプを知って、その原因の元となっているのは何なのか、適切に対処できるようにしましょう。

マッサージって便秘に効くの?

のの字

便秘を改善させるのにマッサージは効果があるのでしょうか?

マッサージで外部から刺激を与えることで、腸の働きを活発にすることができます。マッサージは便秘には有効だと言えるでしょう。

ただし、便秘の種類によっては、腸への刺激が逆効果になる場合もあるので、注意したいですね。

それでは便秘の改善に効果があるマッサージで、簡単にできるものをご紹介します。

まず、仰向けになったら、腰のところにクッションなどを入れましょう。こうすることで腸が伸びます。
手のひらをお腹にあてて、親指以外の4本の指で軽く圧を加えながら、時計周りにゆっくり「の」の字をかくようにマッサージしていきます。
これを30回ほど繰り返してみて下さい。

腸への刺激が加わることで、腸の動きが活性化されます。
またマッサージでリラックスすることにより、副交感神経を活性化するのも効果があるのです。
毎日続けてみてくださいね。

効果的な体操をする上で気をつけるべきポイント

整体

便秘を改善する方法として、便秘体操があります。自宅でも簡単にできる体操を始めてみませんか?ここでは効果を上げるためのポイントを2つご紹介します。

1「腸を柔らかくする」
腸の筋肉がぜん動運動をすることによって、便が押し出されるのですが、便秘になっている人は、この腸が硬くなってしまっている事が多いのです。

そこで効果的なのが、「うつぶせ運動」です。
うつぶせになって横になり、てのひらでお腹を温めるようにしましょう。
そして、お腹の硬くなっているところや張っているところに優しく圧をかけたりもみほぐしていきましょう。

2「骨盤底筋をきたえる」
骨盤底筋は、内蔵を支えている筋肉ですが、ここが弱まると胃腸などの内蔵が圧迫されて便秘になってしまいます。
「骨盤底筋体操」で鍛え直しましょう。
やり方は、まず膝を90度に曲げて仰向けに寝ます。
次に、お尻を天井に向かって持ち上げるようなイメージで、腰を持ち上げたまま、姿勢をキープします。
そして両手を腸のあたりにあげて、お腹の下からおへそまでゆっくり圧をかけながら押し上げるようにします。
骨盤底筋体操で圧迫されていた内蔵が元の位置に戻り、便秘も改善されますよ。

漢方は便秘のタイプごとに分けて使おう

漢方1

便秘に悩んでいる人は多いですね。2人に1人は悩んだことがあるそうです。
便秘の改善、解消のために漢方薬を用いるというのもひとつの方法です。
便秘になっている人の体質を5つに分けてそれぞれに効果のある漢方薬を紹介します。

「熱タイプ」の便秘には
体力がありのぼせ頭痛がするタイプの人には「桃核承気湯」(とうかくじょうきとう)や、大承気湯(だいじょうきとう)などで消化器官の通りを良くし、お通じの改善をさせるのがいいでしょう。

「寒タイプ」の便秘には
便秘と下痢を繰り返しているようなタイプの人は、「桂枝加芍薬湯」(けいしかしゃくやくとう)、「人参湯」(にんじんとう)などが効果的です。身体を温める、胃腸の機能を改善させるのが良いでしょう。

「気滞タイプ」の便秘には
大柴胡湯」(だいさいことう)や、「加味逍遙散」(かみしょうようさん)などで気のめぐりやホルモンの分泌を良くすると効果が期待できるでしょう。

「気虚タイプ」の便秘には
消化機能を促進して、胃腸を丈夫にしてくれる「補中益気湯」(ほちゅうえっきとう)が効果ありです。

「血虚タイプ」の便秘には
習慣性の便秘になりがちなタイプですが、腸を潤す「潤腸湯」(じゅんちょうとう)や「麻子仁丸」(ましにんがん)などがいいでしょう。

ダイエット中になりやすいのはなぜ?

水分補給

ダイエットをしている時に便秘になってしまった経験がある人もいるのではないでしょうか?
ダイエット中に便秘になりやすいのは何故なのか考えてみましょう。

ダイエットに必要なのは適度な運動とバランスの良い食事です。ですが、短期間でダイエット効果を求めるあまり、過度に食事の量を減らすことになりがちです。

食事の量が減ると、便の量も減りますが、あまり便の量が少ないと、排便のための刺激が起きなくなってしまいます。
また、食事量が減らされたことで、充分な水分も摂れなくなりがちです。水分の摂取量が減ることで便は硬くなってしまいます。
こういった要因から、ダイエット中には便秘になりやすくなってしまうのですね。

ダイエットをしながら、便秘にもならないようにするには、食事量を減らすのではなく、カロリーを減らすようにすること。例えば、食事にキノコ類や海草類を増やす事で、便秘の解消にも効果がある食物繊維をとることができ、マオリーも抑えることができますね。また水分を充分にとるようにすることも大事ですね。

便秘の症状は健康だけでなく美容にも影響が…

肩こり

便秘の症状がなかなか改善されずに長く続いてくると、様々な症状が現れてきます

便秘が要因となり、血行が悪くなって肩こりや腰痛、だるさや疲労感を感じるようになります。
また腸内の悪玉菌が増えてしまって、お腹の張りや腹痛などの症状も現れます。
大腸ポリープや大腸がんも、便秘が関係しているとも言われています。

また、女性は特に気になるところですが、便秘は美容にも影響を及ぼします。
便秘で悩んでいる人の多くが、肌のトラブルを抱えているようです。
便秘により、身体の新陳代謝が悪くなる、皮膚の血行が悪くなることから、吹き出物や肌荒れといった症状が出てくるのではと考えられています。

また、便秘が続くとストレスがたまり、イライラしたりすると美容には良くありませんね。

「便秘は美容の大敵」です。便秘を改善させて、心も身体もスッキリさせましょう。

まずは食事から見直そう

海藻

便秘の症状を改善するのには、食事を見直すところから始めてみるといいですね。

便秘に効果があるもので食物繊維が真っ先に思い浮かぶ人も多いと思います。
食物繊維は2つに分けられます。
「水溶性食物繊維」はその名のとおり、水に溶ける性質を持っている食物繊維で、海藻や果物などに多く含まれます。
「不溶性食物繊維」は水には溶けずに水分を吸収して膨らむ性質のものです。ごぼうなどの根菜や穀物に多く含まれる食物繊維です。
便秘にはこの2つの食物繊維をバランスよく摂取することが効果的です。

バナナやプルーンは食物繊維を多く含んでいるのでおすすめです。またトウモロコシやオーツ麦、大麦などの穀物を加工したシリアル食品も食物繊維を豊富に含みます。
グラノーラやコーンフレークなどがそうですね。

善玉菌を増やし腸内環境を整えることで、腸の活動を活発にし便秘の症状改善に効果がありますが、それには乳酸菌を含む食品をとることですね。
ヨーグルトやキムチ、チーズや乳酸菌飲料などがおすすめです。

排便は、食事をすることで促される機能です。まずは規則正しい食事で排便そのものの機能を取り戻すこと、また便秘に効果のある食品を積極的に取り入れることで改善させていくことが大事ですね。

死亡するなんてことあるの?

破裂

便秘は確かに辛いですが、でもさほど重大な病気とは考えないものです。

病院で受診しても下剤を処方される程度、と考えている人も多いと思います。

ですが、実際には便秘が続くと深刻な症状を引き起こしたり、最悪便秘で亡くなってしまうこともあるのです。

実際にあった事例では、便秘により便が腸にどんどん溜まった状態になり、腸が便を排出する力も無くなっていき、最後は腸閉塞になってしまったというものです。

また、便秘による宿便が腸に溜まっていき、それがとても硬くなってしまい、普通なら弾力のある腸が破裂してしまうまで重症化したケースもあります。

便秘の症状を改善させるために、水分を多くとったり、食物繊維やヨーグルト、乳酸菌などを積極的にとることも大事ですし、それでも改善されなければ下剤に頼ることもあるでしょう。
しかし、ひどい便秘が長く続くのは身体にとってはいいことではありません。
重症化して取り返しのつかないことになる前に、必ず受診することをおすすめします。